陰嚢湿疹とは?原因や症状、治し方を解説(画像付き)

発疹と痒みを伴う陰嚢湿疹

陰嚢(いんのう)湿疹とは、陰嚢(=金玉袋)に発疹(赤いぶつぶつ)と痒みを生じる皮膚疾患です。

発疹と湿疹は混同されがちですが、発疹は患部に赤いぶつぶつが生じた状態を指し、湿疹は発疹と痒みを伴う皮膚疾患を指します。

この記事では、陰嚢湿疹の原因や陰嚢湿疹と同様の症状が生じる性感染症などについて解説します。

陰嚢湿疹とは(画像あり)

陰嚢湿疹の症状が現れる場所
陰嚢湿疹の症例画像

陰嚢湿疹とは、陰嚢に発疹(赤いぶつぶつ)と痒みを生じる皮膚疾患です。陰嚢は精巣を包む(ふくろ)を指し、一般的には「金玉袋」ともいわれています。

痒みは病気の進行とともに強くなる傾向にあります。最初は弱い痒みだったものが、次第に強くなり、最終的には掻きむしるのを我慢できなくなることも珍しくありません。また、掻きむしった結果、ただれなど、さらなる皮膚トラブルを引き起こすこともあります。

陰嚢湿疹が自然治癒するケースはほとんどないので、医療機関での検査や治療が必要です。

陰嚢湿疹の原因は?

陰嚢湿疹の原因として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 蒸れによる雑菌の繁殖
  2. 皮膚の乾燥
  3. 汗や尿、皮脂などによる刺激
  4. 下着によるこすれ、圧迫
  5. コンドームに対するアレルギー反応
  6. 性病、皮膚炎など他の病気に伴う発症

など

上記が原因で肌荒れやかぶれなどが起こり、陰嚢湿疹へと進展します。夏は蒸れやすく、冬は乾燥しやすいなど、季節を問わずにリスク要因がある点に注意が必要です。

また、アトピー性皮膚炎や性感染症など、ほかの病気が原因で陰嚢湿疹を発症していることもあります。この場合は、原因となっているほかの病気を治療しなければ、発疹や痒みが治まりません。

陰嚢湿疹の原因となる性感染症

陰嚢湿疹の原因となる性感染症は以下の通りです。

  1. クラミジア
  2. 淋菌感染症
  3. 性器ヘルペス
  4. マイコプラズマ(性病)
  5. ウレアプラズマ
  6. 毛じらみ症
  7. いんきんたむし(白癬菌)

毛じらみ症やいんきんたむしなど、性感染症には分類されませんが、性行為が原因で感染する病気も挙げています。

これらの感染症が原因となって陰嚢湿疹を発症している場合、陰嚢湿疹とは診断されないこともあります。発疹や痒みを引き起こしている感染症を主診断とし、その治療を行うからです。

また、陰嚢だけでなく、亀頭や陰茎などにまで発疹・痒みが広がっているならば、性病に感染している可能性が高いです。陰部に発疹や痒みが生じたら、早急に医療機関を受診してください。

陰嚢湿疹の症状4つ

陰嚢湿疹の症状と特徴

陰嚢湿疹の主な症状は以下の4つです。

1.陰嚢に発疹が出る

2.陰嚢に猛烈な痒みが生じる

3.陰嚢の皮膚がただれ、滲出液が出る

4.陰嚢の皮膚がカサカサ・パサパサになる

このうち、発疹と痒みは感染初期から現れます。一方、皮膚のただれやパサつき、滲出液(しんしゅつえき)の排出などの症状は、痒みに耐えきれず、掻きむしったことが原因で現れる症状です。

各症状について、見ていきましょう。

①陰嚢の発疹

陰嚢に発疹(赤いぶつぶつ)が現れます。発疹の数や形状、大きさ、質感などはさまざまです。性感染症が原因でない陰嚢湿疹の場合、発疹は陰嚢のみに現れますが、性感染症が原因のケースでは、陰茎全体に発疹が広がることもあります。

②陰嚢の強い痒み

「猛烈な痒み」は陰嚢湿疹の代表的な症状です。「血が出るほど掻きむしってしまう」「痒みで夜に眠れない」などの悩みに発展することも珍しくありません。

③陰嚢の皮膚がただれる・滲出液が出る

痒みのあまり陰嚢を掻きむしると、皮膚がただれたり、滲出液が出たりします。滲出液とは、傷口から染み出る、透明もしくはやや黄色の組織間液です。ただれによる出血や滲出液によって下着が汚れることもあります。

④陰嚢の皮膚がカサカサ・パサパサして硬くなる

ただれが起こった後も患部を掻き続けると、出血とかさぶたの形成を繰り返します。結果、陰嚢の皮膚質が変化し、硬化やカサつき、パサつきなどが起こります。陰嚢の肌質の変化は、強い違和感をもたらします。

陰嚢湿疹の治し方

陰嚢湿疹は医療機関での治療が必要な病気です。放置しても自然治癒しないばかりか、痒みが悪化する可能性が高まります。また、原因に応じた適切な治療法を選択しなければならないため、セルフケアも困難です。

一般的に、皮膚トラブルが原因の陰嚢湿疹の場合は、塗り薬などを処方し、症状の改善を図ります。

一方、性感染症が原因のケースでは原因となっている性病に対して薬物療法などを行います。この際、痒みが強ければ治療薬とともに痒み止めが処方されることもあります。

陰嚢湿疹は治療、症状緩和どちらのケースでも、医療機関で処方された薬の使用が効果的です。

市販薬は陰嚢湿疹に効果がある?

WebサイトやSNSなどでは、「市販薬で陰嚢湿疹が治った」という旨の書き込みも見られますが、市販薬で陰嚢が完治することはまずあり得ません。

仮に、本当に市販薬の効果を感じられていたとしても、一時的に症状が緩和されただけです。

陰嚢湿疹の根本的な改善のためには原因の特定と、原因に応じたアプローチが欠かせません。陰嚢に発疹や痒みが生じたら必ず、医療機関で検査および治療を受けてください。

池袋マイケアヒルズタワークリニックの検査と治療

医療機関での検査が必要な陰嚢湿疹

池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、陰嚢湿疹にお悩みの方に向けて、さまざまな性病検査や治療メニューをご用意しています。

カウンセリングや治癒は個室でご対応します。また、ほかの患者様と顔を合わせにくい導線設計なうえ、保険証の提示も不要です。プライバシーの保護を徹底していますので、安心してご来院ください。

陰嚢湿疹の原因にもなる性病の検査

性感染症が原因で陰嚢湿疹を発症しているケースは非常に多いです。そのため、当クリニックでは、性病の感染の有無を検査したうえで、陰嚢湿疹の治療方針を決定します。

7項目安心フルチェック17,600

性器、のど、血液の性病感染を検査するセットです。

検査項目
クラミジア(性器) クラミジア(のど) クラミジア(肛門) 淋菌(性器) 淋菌(のど) 淋菌(肛門) トリコモナス カンジダ 一般細菌 HIV 梅毒 B型肝炎 C型肝炎 マイコプラズマ(のど) マイコプラズマ(性器) ウレアプラズマ(性器) ウレアプラズマ(のど)
検査方法
男性:尿、血液、うがい液
女性:腟ぬぐい液、血液、うがい液
検査時期
感染の機会から2ヵ月経過すれば受けられます。
検査結果
2~5日後(Web確認可)

安心フルチェックでは、クラミジアや淋菌感染症など、複数の病気の感染状況を一度に検査できます。

陰嚢湿疹および性感染症の治療

性病の感染状況や、そのほかに特定された原因に応じて、適切な治療方法をご提案します。薬物療法を中心に各種治療メニューを用意しているので、くわしくは池袋マイケアヒルズタワークリニックの料金表をご確認ください。

当クリニックは陰嚢湿疹および性感染症について、検査か治療まで一貫して行える医療機関です。最短30分かつ高精度の検査も提供しているので、不安や悩みがある方は一度、ご相談にお越しください。

料金表

7項目安心フルチェック17,600

性器、のど、血液の性病感染を検査するセットです。

検査項目
クラミジア(性器) クラミジア(のど) クラミジア(肛門) 淋菌(性器) 淋菌(のど) 淋菌(肛門) トリコモナス カンジダ 一般細菌 HIV 梅毒 B型肝炎 C型肝炎 マイコプラズマ(のど) マイコプラズマ(性器) ウレアプラズマ(性器) ウレアプラズマ(のど)
検査方法
男性:尿、血液、うがい液
女性:腟ぬぐい液、血液、うがい液
検査時期
感染の機会から2ヵ月経過すれば受けられます。
検査結果
2~5日後(Web確認可)

陰嚢湿疹に関するよくあるご質問

陰嚢湿疹は治らないって本当ですか?

いいえ。陰嚢湿疹は再発しやすい病気のため、「治らない」と思われる方も多いのですが、適切な治療を行えば改善します。

陰嚢湿疹は他人にうつりますか?

蒸れや乾燥、刺激など、皮膚トラブルが原因の陰嚢湿疹が他人にうつることはありません。

一方で感染症が原因の陰嚢湿疹の場合は、感染症そのものが他人にうつる可能性があります。

他人にうつる可能性がある陰嚢湿疹なのかどうかを自己判断することは難しいので、必ず医療機関にご相談ください。

陰嚢を冷やすと、痒みは軽減しますか?

患部を冷やすことで、痒みが一時的に治まることはあります。ただし、陰嚢湿疹が治ったわけではないので、医療機関の受診は必要です。

また、極端に温度の低いもので患部を冷やすと凍傷などが起こる危険性はあります。冷やしすぎや温度には注意してください。

陰嚢だけでなく亀頭にも痒みがあります。これは陰嚢湿疹なのでしょうか

陰嚢以外に発疹や痒みが生じている場合、単なる皮膚トラブルではなく、性病に感染している可能性が高いです。

他人にうつしてしまうリスクもあるので、一度医療機関で検査を受けてください。

監修医師

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師の写真

池袋マイケアヒルズタワークリニック、天神マイケアクリニック 顧問医師(母体保護法指定医・産科婦人科専門医)

島根医科大学医学部医学科を卒業後、長年産婦人科医としてクリニックや病院勤務で経験を重ね、2025年1月池袋マイケアヒルズタワークリニック顧問医師に就任。

著書

マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症
~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~
前出 喜信(まえで よしのぶ)医師 出版

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師著書『マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~』の写真
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当クリニックは多数の優秀な技師と、検査精度の高い機器を取り揃え、万全の体制で検査を行っております。
検査の外部委託もお引き受けしております。ご希望の方は以下よりお問い合わせください。
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