
「どうしてクラミジアに?もしかして、浮気?」自分が感染していないにも関わらず、パートナーがクラミジアに感染していたら、そんな疑いを持つのも自然なことです。
しかし、パートナーだけが感染していたからといって、必ずしも浮気をしていたとは限りません。
本記事では、「パートナーだけ感染=浮気」とは限らない理由と、クラミジア感染に関する知っておきたい情報をご紹介します。
目次
クラミジアに感染する原因は?
クラミジアは、性行為やそれに類する行為により感染する性感染症です。
主な感染経路は以下のとおりです。
- 性器同士の接触(膣性交・肛門性交)
- オーラルセックス(口腔と性器の接触)
クラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマティスは、粘膜同士の接触によって体内に侵入し、咽頭のほか男性では尿道、女性では子宮頸管や卵管などに感染します。
そのため、「コンドームなしの性行為」だけでなく、オーラルセックスでも感染リスクがある点には注意が必要です。
また、感染していても自覚症状がないケースも多く、気づかないままパートナーにうつしてしまうこともあります。
浮気以外に考えられるクラミジアの感染原因!

パートナーがクラミジアに感染していると聞くと、真っ先に浮気を疑う人が多いでしょう。しかし、以下のようなケースで感染している可能性があるので、軽率に浮気だと決めつけてしまうのは危険です。
- 過去のパートナーからの感染
- 無症状だけど自分も感染していた
過去のパートナーからの感染
パートナーが、過去の性行為で感染していたケースです。クラミジアには1〜3週間の潜伏期間があり、感染しても無症状のまま経過することが珍しくありません。そのため、以前のパートナーとの性行為で感染していたことに気づかず、時間を置いてからようやく発覚する…というケースも実際にあります。
無症状だけど自分も感染していた
自分が感染していたものの、無症状のため気付かずパートナーにうつしてしまったケースです。
クラミジアに感染した女性の約80%、男性の約半数が無症状(※)とされています。そのため、自分が過去のパートナーとの性行為で感染しており、自覚がないまま現在のパートナーにうつしてしまった可能性も十分ありえます。
参考:(※)大阪市|その他性感染症(クラミジア、淋病など)
パートナーがクラミジアに感染したら自分も検査が必要?

パートナーがクラミジアに感染していた場合、ご自身も必ず検査を受けてください。知らないうちにパートナーに感染させられていた可能性や、逆に自分が感染させていた可能性があるからです。
同時に治療を行わないと、パートナー間で再感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」を起こす可能性があります。そのため、どちらか一方だけが完治しても根本的な解決にはなりません。
クラミジアを放置するとどうなる?
クラミジアは、抗菌薬による治療で完治できる性感染症ですが、自然に治ることはありません。一時的に症状が軽くなったように感じても、菌が体内に残っている可能性が高く、放置すると深刻な健康被害につながることがあります。
クラミジアを放置することで生じるリスクは、以下のとおりです。
性別 | リスク |
女性 | 骨盤内炎症性疾患、不妊・子宮外妊娠 |
男性 | 精巣上体炎、不妊 |
共通 | 再感染・HIV感染リスク上昇 |
自覚症状がなくても感染が進行しているケースもあるので、少しでも不安がある場合は、パートナーと一緒に検査を受けることをおすすめします。
浮気以外の原因で感染の恐れがある他の性病
クラミジアと同様に、浮気とは関係なく感染する性病はいくつもあります。
たとえば、以下は「過去のパートナーからの感染」や「無症状のまま感染拡大」などが原因となることが多い性病です。
- 淋菌感染症
- 尖圭コンジローマ
- マイコプラズマ/ウレアプラズマ感染症
こちらの性病は、潜伏期間が長かったり無症状のまま進行したりするので、パートナーが感染していたからといって浮気とは限りません。
感染の疑いがあるなら、パートナーと一緒に、検査・治療を受けることをおすすめします。
池袋マイケアヒルズタワークリニックのクラミジア検査・治療
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、クラミジアの検査・治療を行っています。「パートナーが感染した」「もしかして自分も…?」と不安な方は、どうぞお気軽にご相談ください。
〔当院の特長〕
- 匿名で検査・治療が可能(プライバシーも安心)
- 保険証不要、全席個別ブース完備
- 池袋駅から徒歩0分の好アクセス
- 即日結果がわかるスピード検査にも対応
クラミジアは、淋菌など他の性感染症と同時に感染しているケースも多いため、複数の性病を一度に調べられるセット検査のご利用もおすすめです。
検査で陽性だった場合は、各治療メニューも用意してあるのでご安心ください。また、クラミジアの予防薬も処方可能です。
検査や治療に不安がある方も、まずはご相談にだけでもお越しください。
よくあるご質問
旦那(彼氏)としかしていないのにクラミジアになるのはなぜ?
旦那さん(彼氏)から感染したか、過去パートナーから感染していたかのどちらかの可能性が高いです。
クラミジアには、感染してから症状が現れるまでの潜伏期間があります。また、感染したとしても、無症状のことも珍しくない病気です。そのため、過去のパートナーとの性行為によって感染したが症状が現れず、「思い当たることがない」と思ってしまう人も少なくありません。
クラミジアに感染しても「心当たりがない」女性が多いのはなぜ?
クラミジアに感染しても心当たりがない理由は、自覚症状がない場合が多いためです。感染した女性の約80%が無症状なので、「いつ感染したのか分からない」という女性が少なくありません。
性器の挿入がなくても感染する?
はい、挿入がなくてもクラミジアは感染します。
クラミジアは性器や口、喉などの粘膜同士の接触によって感染するため、性器のすり合わせやオーラルセックス、性器と唇・口の粘膜の接触などでも感染する可能性があります。また、のどに感染している場合は、ディープキスで喉から喉へ感染するので注意が必要です。
潜伏期間はどれくらい?いつ検査すべき?
クラミジアの潜伏期間は、通常1〜3週間とされています。感染してもすぐに症状が出るとは限らず、無症状のまま気づかない人が多いのが特徴です。ただし、感染機会から24時間を経過していれば、クラミジアの検査自体はできます。「気づかないうちに感染していた」ということもあるため、少しでも心当たりがあるなら、できるだけ早く検査を受けましょう。
治療すれば完治する?再感染の可能性は?
クラミジアは、抗生物質をきちんと服用すれば完治します。
ただし、自分の治療が完了してもパートナーが感染したままだと、感染を繰り返すこと(ピンポン感染)もあるので、治療中の性行為は控えましょう。