
性病の症状は病気によって異なり、性別による違いや個人差も大きいです。また、風邪と似た症状が現れることや自覚症状がない場合も多いので、気付かずに病状が進行しているケースも少なくありません。
病気が進行すれば、不妊症など重大な健康被害を引き起こすリスクが高まります。また、性病を放置することは感染拡大にもつながるので非常に危険です。早期発見と適切な治療を大切にしましょう。
この記事では、「性病に感染したかも…」と不安を感じている方に向けて、性病に感染した際に現れる症状とそこから疑われる性病について、性別ごとに紹介します。
目次
性病の初期症状

性病の初期症状は個人差が大きく、人によって違いがあります。
一般的には、陰部の痛みや痒みといった違和感のほか、発熱、全身の倦怠感などの症状が現れます。また、男女で症状が異なるのも特徴です。
初期症状は潜伏期間を経て現れます。
潜伏期間は病気によって異なるので、心配なら早めに医療機関を受診すると良いでしょう。
《簡単30秒性病症状チェック》
性病の主な症状|男性

男性の性病の症状として、一般的に性器の痒みや腫れのほか、尿道からの膿や分泌物、排尿痛が現れます。また、男性特有の症状としては亀頭部分の異常があります。
症状 | 可能性がある性病例 |
性器周辺の硬いしこり | 梅毒 |
尿道の痛痒さ | クラミジア |
排尿痛 | クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナス |
尿道からの膿、分泌物 | クラミジア、淋病、トリコモナス |
頻尿 | 淋病 |
亀頭の異常 | カンジダ |
患部の水疱 | カンジダ、ヘルペス |
性器の痒み痛み | トリコモナス、ヘルペス |
陰部のイボ | 尖圭コンジローマ |
※あくまで一例であり病名を特定できるものではありません
症状が進行すると、尿道から精巣や睾丸へと炎症が拡大していき、男性の不妊(精子の質低下)に発展することもあります。
性病の主な症状|女性

女性特有の性病の症状として、おりものの異常や不正出血などがあります。
こうした分かりやすい症状が現れる一方、自覚症状がないことも多いため、症状がないからといって、感染していないとは言い切れません。
症状 | 可能性がある性病例 |
性器周辺、膣内の硬いしこり | 梅毒 |
おりものの異常 | クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナス |
不正出血 | クラミジア、淋病 |
腹痛 | クラミジア、淋病 |
性交痛 | クラミジア、淋病、トリコモナス |
排尿痛 | クラミジア、トリコモナス |
吐き気、嘔吐 | 淋病 |
性器周辺の痒み | カンジダ、トリコモナス |
患部の水疱 | ヘルペス |
陰部のイボ | 尖圭コンジローマ |
※あくまで一例であり病名を特定できるものではありません
性感染症は、放置すると不妊症の原因になることもあります。
少しでも異常を感じたら、検査を受けることが大切です。
症状があるならまずは検査を

池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、単品の性病検査だけでなく、複数の性感染症を同時に検査できるセット検査も提供しています。
性病は男女問わず、症状だけではどんな病気に感染しているのか判断が付きづらく、病名を特定するには検査が必須です。
上述した症状に思い当るなら、まずは検査してみることをおすすめします。
来院が難しい方は郵送検査キットがおすすめ
距離や時間的な理由で来院が難しい方に向けて、郵送検査キットを販売しております。
「忙しくてクリニックに行くのが難しい」「プライバシーが気になる」という方は、自宅で検査できる郵送性病検査キットがおすすめです。
全国どこでも基本送料無料。最短即日発送可能なので、安心してご利用いただけます。
性病の治療方法
性病の主な治療法は、塗り薬や経口薬などを使った薬物治療です。
抗生物質や抗ウイルス薬といった内服薬のほか、外用薬、注射、点滴などを原因や症状に合わせて処方します。
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、性感染症の治療薬が処方可能です。
感染している病気などによって治療方法が異なるので、費用や治療項目については料金表をご確認ください。
性病の予防方法
性病を予防するためには、コンドームの正しい使用やワクチン接種、予防薬の使用などが有効です。
特にコンドームの利用は、手軽で効果が高い予防方法といえます。
また、一部の性感染症にはワクチンが存在しています。ワクチンを接種することで有効期間があるものの、性病を予防することができます。
このほか、池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、性病予防薬“Doxy PEP”を処方することが可能です。他の予防方法と合わせて使用することで、より高い効果が期待できます。
よくある質問
無症状でも検査は必要ですか?
はい、必要です。
性病の中には症状が出ない、もしくは症状が軽いため気づきにくいものがあります。しかし、症状がなくても感染していることに変わりなく、そのままではパートナーにうつしてしまう可能性が高いので、検査・治療をしてください。
一度治療を終えた性病が再発することはありますか?
尖圭コンジローマやカンジダなど、一部の性病は症状が治まっても菌やウイルスが体内に残り続けるため、再発しやすいです。また、一度感染しても免疫がほとんど獲得できないクラミジアや淋菌などの菌もあり、それらは再感染のリスクが高くなります。
一度治療を終えた性病が再発することはありますか?
性病の症状がなくなったとしても、病気が完治したとは限りません。
基本的に、性病が自然治癒することはなく、症状がなくなったとしても、原因となる菌やウイルスが体内に残っている可能性があります。事実、性病は感染しても無症状なことが多いので、注意が必要です。