
コンドームの主原料である、ラテックス(天然ゴム)にアレルギーを持つ方がいます。
その中には避妊や性病予防の手段に困っている方も少なくありません。
本記事では、ラテックスアレルギーの方向けの避妊方法を男女別に紹介するほか、コンドーム以外の性感染症の予防方法について分かりやすく解説します。
目次
ラテックスアレルギーとは?
ラテックスアレルギーとは、天然ゴム(ナチュラルラバーラテックス)に含まれるタンパク質に接触することで生じるアレルギー反応です。
天然ゴムは、医療用具や日用品などさまざまな品物の原料として使われており、コンドームもそのうちの1つです。
ラテックスアレルギーの方がラテックス製のコンドームを使用すると、接触した箇所に痒みや赤み、腫れ、発疹、痛み・ヒリヒリとした不快感などの症状が現れます。
ラテックスアレルギーの方向けの避妊方法【男女別】

ラテックスにアレルギーがあると、ラテックス製のコンドームに触れるだけでも危険です。そのため、性行為の際は、代替となる避妊方法が必要です。
ラテックス製コンドーム以外の避妊方法として、男性はラテックスフリーのコンドーム、女性は低用量ピル・ミニピルなどがあります。
男性の避妊方法
男性の場合は、ラテックスフリーのコンドームの使用が有効です。ラテックスフリーとは、原材料にラテックス(天然ゴム)を使用していない製品で、コンドームの場合「ポリウレタン」や「合成ポリイソプレン」が主原料となります。
ラテックスアレルギーのある方でも使用でき、それぞれ以下のような特徴があります。
| 素材名 | 特徴 |
|---|---|
| ポリウレタン | 薄く、熱伝導性に優れているため、体温が伝わりやすい。天然ゴム特有のにおいもない。 |
| ポリイソプレン | 天然ゴムに近い柔らかさと伸縮性を持つ合成素材で、フィット感に優れている。 |
〔主なラテックスフリーのコンドーム〕
- サガミオリジナル002(ポリウレタン製)
- サガミオリジナル001(超薄型ポリウレタン製)
- SKYN(スキン/ポリイソプレン製)
女性の避妊方法
女性向けの代表的な避妊方法は、低用量ピルやミニピルです。毎日1錠を継続して服用することで、最大99%という高い避妊効果が期待できます。
ピル以外の避妊方法として、IUD(子宮内避妊具)やIUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)があります。どちらも子宮内に小さな器具を装着して妊娠を防ぐ方法で、一般的に「避妊リング」と呼ばれます。
| 避妊方法 | 特徴・メリット |
|---|---|
| 低用量ピル | エストロゲンとプロゲステロンを含む ホルモンバランスの変化により不正出血がある |
| ミニピル | プロゲステロンのみを含み、 血栓症リスクが低い 年齢やBMI・喫煙などの理由で低用量ピルが飲めない方の服用も可能 |
| IUD / IUS (避妊リング) | 子宮内に小さな器具を装着して妊娠を防ぐ 毎日の服用管理を避けたい方 |
※避妊法が適しているかは個人差があるため、必ず医師と相談の上で選択してください
コンドーム以外の避妊方法では性感染症の予防はできない
避妊手段としては大変有効な低用量ピルやIUD(子宮内避妊具)ですが、性感染症を予防する効果がない点には注意が必要です。
性感染症は、粘膜同士が触れ合ったり精液などの体液に直接触れたりすることで、菌やウイルスなどの病原体が体内に入り込み感染します。コンドームは、体液との接触を遮断する一方、他の避妊方法は体液と接触してしまうので性病の感染は予防できません。
ピルやIUDなど、コンドーム以外の避妊方法を選択するなら、避妊とな別に性感染症の予防方法も必要です。
ラテックスアレルギーの方は予防薬の使用が安心

ピルやIUDに避妊効果はありますが、コンドームのように性病の感染予防はできません。そのため、性病予防薬の使用がおすすめです。
性病予防薬は、「PrEP(プレップ)」「Doxy PEP(ドキシペップ)」があります。
〔PrEP(プレップ)とDoxy PEP(ドキシペップ)について〕
| 項目 | PrEP(プレップ) | Doxy PEP(ドキシペップ) |
|---|---|---|
| 予防できる性感染症 | HIV | 梅毒・クラミジア・淋病 |
| 予防効果 | 正しく使用した場合、性行為によるHIV感染リスクを約99%低減 | 梅毒・クラミジアを70%以上、淋病を約50%低減 |
| 主な服用方法 | デイリーPrEPでは1日1回継続して服用 | 性行為後できるだけ早く、72時間以内にドキシサイクリン200mgを服用 |
PrEP(プレップ)について >
Doxy PEP(ドキシペップ)について >
予防薬のほかにも、性感染症を防ぐ手段としてワクチンがあります。
当クリニックで接種可能なワクチンは以下の2種類です。
ただし、いずれも感染を完全に防げるわけではないので、より高い確率で感染を予防するために、複数の予防方法の組み合わせをおすすめします。
アレルギー反応だと思ったら性病だったというケースも
ラテックスアレルギーの症状と、一部の性感染症の初期症状は似ています。そのため、「アレルギー反応だと思っていたら、実は性病に感染していた」というケースも少なくありません。
ラテックスアレルギーの方は性病の感染に気づきにくいため、以下の3点を意識してください。
- ラテックス製のコンドームは使用しない
- 性感染症の予防を徹底する
- 性器に異変が現れたら、すぐに医療機関を受診する
性器に痒みや赤み、腫れなどの症状が現れた場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。
性病の予防薬ご購入なら池袋マイケアヒルズタワークリニックへ
池袋マイケアヒルズタワークリニックは、性病専門のクリニックです。
当クリニックでは、検査や治療だけでなく、PrEP(プレップ)やDoxy PEP(ドキシペップ)といった予防薬やワクチンを取り扱っております。
〔当クリニックの特長〕
- 池袋駅東口から徒歩0分
- 初診料・再診料無料
予防薬にご興味のある方は、ご相談だけでもOK!匿名・個別対応なので、安心してご来院ください。
料金表
予防薬の料金
性病予防薬 Doxy PEP
9,800円/10回分
980円 / 1回分
ワクチンの料金
予約すると待ち時間ほぼなし
すぐに検査するよくあるご質問
ラテックスアレルギーでコンドームを使ったら陰部に痒みがあります。市販の薬で対処できますか?
痒みの原因は、ラテックスアレルギーだけでなく、感染症や摩擦による炎症などの可能性もあります。原因によって治療法が異なるため、医療機関を受診してください。
ラテックスフリーのコンドームでも、アレルギーが起きる可能性はありますか?
ラテックス以外の素材で、ラテックスのアレルギー反応が起きることはありません。ただし、極稀に素材そのものや製品に使用されている潤滑剤(香料や着色料など)が原因で、肌荒れや接触皮膚炎が起こる場合があります。痒みや違和感が出た場合は、使用を中止し医療機関にご相談ください。
ラテックスフリーのコンドームは、ラテックス製と比べて破れやすいですか?
ポリウレタン製などは天然ゴムより伸縮性が低いため、サイズが合わない場合や摩擦が大きいと、破れるリスクが高まります。正しいサイズを選び、必要に応じてローションを併用してください。